ARTディレクタ養成講座2

今日は北川一成氏。
これまた有名なクリエイターさんらしいが最近まで知らなかった。
経歴を拝見すると自分にはあまり身近でないところですばらしい成果を残してらっしゃる方だった。

作品もいくつか見せていただいたがかっこいいというか独特のものばかり。
本人曰く、

よく巷でみるようなデザイン(Unibersをつかったようなスイスデザイン・グリッドデザイン?)もできるが、自分がよい、効果があるものを追求していくと、そういう形になる。

ということらしい。

結果的にも十分なものが得られているらしい。


なんか、作品を見ると好きなものを勝手につくっただけだろ?みたいな印象をもってしまったんだけど、
よくよく話を伺ってみるとそうではなく、北川氏が考えに考えた結果で、一番良いと考えられる形なのだと思った。
ホント建築家とやってることが近いなと思う。


■とりあえず、今日の公演(講義)で自分の気づきにつながるコメント等を列挙しておく。
1.クライアントについて十分調べ上げる。
2.アウトプットが大事。
3.音の効果。


1.について
当然のことだけど、デザインすることでもなんでも商売であるならば、
お金を払ってくれる人に対してなんらかのメリットを与えたい。
そのメリットを十分に与えるためには、その仕事の内容やアイテのことを十分理解しなければ、
十分な成果はえられない。

2.について
アタマで理解することと、実際にできることは違う。
アタマで覚えることと、カラダで覚えることは違うという表現を使っていたかな?
これは確かにいろんな人がいっていることで、
インプットは確かに重要なんだけど、そのインプットしたことをどれだけアウトプットできるかということのほうが、仕事の上ではもっと重要だということだ。

たしかに、野球観戦にいってヤジることはできるけど、実際にできるかといったらできないということと同じなんだろう。
音楽とかでも同じだな。。。

3.について。
これは実際に北川氏がおっしゃったことではない。
彼の作品集の映像を拝見しているときに感じたことだ。
講義のはじめに彼の自己紹介もかねて彼の作品集が上映されたのだが、
そのときにバックミュージックがついていた。
よくあるようなヒーリングミュージックのようだったが、単純に作品を見せられるよりも、
よい印象を感じるような工夫がされているように感じた。
雰囲気づくりもやっぱり重要ってことか?